Newsletter vol.43 人材育成のすゝめ①
林 万美子
皆さまこんにちは。アスカコネクト代表の林です。
本ニュースレターも2022年7月にスタートし、いろんな方に執筆をご依頼しながら、Vol.42まで続ける事が出来ました。今回からは、アスカコネクトって今、何をしているの?というご紹介もかねて、私どもが考える人材育成とその実証結果などを皆さんにお伝えしていきたいと考えています。
アスカコネクトは、(株)アスカカンパニーの理念『さまざまな産業の生産性向上への貢献』を実践することを目的として、2018年にグループ会社として設立しました。当初はアスカカンパニーで培ったノウハウやツールを他社に提供する活動を行っていたのですが、「ツールを使える人材を一緒に育ててほしい」というご依頼を頂いたことをきっかけに、人材育成を主眼としたコンサルティングに大きく舵を切ることになりました。これまでたくさんのプロジェクトのご支援や研修をさせていただきましたが、これらの活動を通じて仕事の場面における成長が、その方個人としての成長を促し、「豊かな人生」につながる。そして、会社全体の利益にも繋がっていると感じる場面に多く立ち会ってきました。これはコンサル冥利に尽きる体験です。それ以降、我々は

をモットーに活動を行っております。
「人的資本経営」という言葉が広まってかなりの時間が経ちますが、我々は理想論としてこういった「人材育成」を推進しているのではなく、自立(自律)した人材がひとりでも多い方が、経営にとっても、会社で働く仲間にとっても、何より本人にとっても良い結果をもたらすと信じているからです。程度に差はあっても人は変われます。適切に成長を支援する事で個人や経営の機会損失を低減できるという事を、この連載を通じてお伝え出来ればと思っています。では何故、私がこういう信念を持つに至ったかをお話しする事から始めたいと思います。
びっくりポンコツ人材だった私
私は大学卒業後、地元京都の信用金庫に就職しました。昨今新人さんのびっくりエピソードはよく耳にしますが、私自身も四半世紀前のトンデモ新人の一人でした。そもそも就職先は、銀行と信用金庫の違いも知らず、「つぶれない・カレンダー通りに休める・転居がない・内定が一番早い」という理由だけで選びましたし、内定書類にサインをしに行った際には「これで絶対に入社しないといけませんか?」と人事担当者に質問する始末。入社前の懇親会も「今、懇親する意味がわからない」という理由で出席しませんでした。(勝手な都合で出席しなかったのは私だけだったようです)また、金融機関は入社後も、通信講座や検定試験を山のように取っていく必要があるのですが、入庫前の1講座を受講しただけで、入社後3年程度は必須で受ける研修以外は全て無視して、元祖・残業キャンセル界隈の一人として、何の目標ももたないまま、如何に今を充実させるか、を最優先にした若手時代を過ごしていました。
近年、様々な信用金庫でも研修をさせて頂いているのですが、人事部の方々に「これまでそんな事例は見た事も聞いた事もないです」と呆れられるので、相当なぶっ飛び新人だったと反省しています。ただ、日々の仕事については真面目に取組んで、実務はきちんと出来ると評価を頂いていたと思います。当時の私は「仕事は就業時間内できちんとしますが、それ以外のプライベートな時間とお金を使って、仕事のための勉強をするってマジ意味不明」という、今の若い人と結構似ている感覚を持っていました。
ただ、時間はどんどんと経ちます。数年が経ち、新人だった私にも後輩ができ、転勤もして、そろそろ一つ目の肩書「主任」が近づく年次となったのです。少し頼りない先輩が主任になるというニュースを聞き、上司に対して「試験さえ揃っていれば、仕事が出来なくても昇進できるのはおかしくないか」とぶつぶつ文句を言っていたところ、「君も来年主任試験が受けられるだろう?ちょっと研修元帳(社員がどのような研修や通信講座を履修したか、資格に合格しているかをまとめた記録)を見せてみなさい」と言われ、私が出したのは、なんとほぼ白紙の研修元帳でした。
ここから私の人生は大きく切り替わっていきます。
林 万美子 (Mamiko Hayashi)
株式会社アスカコネクト 代表取締役/MBA
新卒で地元京都の信用金庫に入庫、主に融資業務に携わる。金庫在職中に経営について興味を持ちMBAを取得、2016年に金庫を退社。その後、金庫OBの経営するコンサルティング会社を経て、2018年アスカコネクトを設立し代表に就任、現在に至る。

